高圧断路器 (3.3kV) を誤操作により、運転中に手動で「切」操作をしてしまい、アーク短絡事故に至りました。短絡事故によるアークフラッシュ電流を計算し、ハザード評価、緩和措置、作業基準を作成したい。具体的にどのようにすれば良いか、その手法を教えて下さい。
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Kameda Kazuyuki Changed status to publish
アーク短絡事故について、これまでに下記の Q&A(質疑応答)が「Q&Aゾーン」にアップロードされています。キーワード「アークフラッシュ」で検索してご覧になって下さい。
- 2020-0015 アークフラッシュ対策とは、どのようなことでしょうか?
- 2020-0016 アークフラッシュ計算手法、規格、および便利なツール
- 2020-0017 アークフラッシュ計算結果の評価方法と対応策
- 2020-0018 アークフラッシュ用の防護服の購入方法
- 2020-0030 I EC によるアークフラッシュ計算手法(未回答)
この事例のような「誤操作によるアーク短絡事故事故」の発生を未然に防止するためには、前もって下記のような検討を行い、対応策について運転員や作業員に周知徹底(教育)しておくことが必要です。
- ハードの面で、「電源が活きている状態で、ドアが開いている場合は断路器を開けない」など、短絡事故や誤操作を起こしにくい設備とする。
- etap のようなソフトウェアを活用して、運転員の誤操作や設備の不良など、起こり得るあらゆる事故や故障が生じた場合の危険度を前もって評価しておく(ハザード評価、緩和措置の検討)。
- 危険度の評価を基に、運転操作およびメンテナンスのための作業基準を作成する。
「アークフラッシュ計算手法、規格、および便利なツール」については、上記の「質問番号2020-0016」をご参照下さい。(etap については株式会社エルテクス設計にお問合せ下さい)
Kameda Kazuyuki Edited answer