ETAP News の 「長谷コラム」 の中に、「三相発電機(同期機)の理論 その7」 があります。 下記のURLをクリックして、ご覧になって下さい。
https://www.eltechs.co.jp/EltechsNews26_j.shtml
この章では、下記の項目についての説明です。
26.1 発電機 dq0 リアクタンスおよび短絡時定数 T”d, T’d, T”q
26.2 時定数の基本概念 (補足)
26.3 発電機 dq0 等価回路の開路時定数 T”do, T’do
26.4 発電機の直流減衰時定数 Ta
26.5 発電機の端子三相短絡時の短絡過渡電流の計算式
26.6 発電機の三相平衡定常運転状態
さて、以下はコマーシャルタイムです。
式 (26.6) の三相短絡過渡電流の計算は ① dq0 等価回路式、② 対称座標法、③ ラプラス変換という3つの変換法を使って計算することになります。スペースの関係で詳細は省かざるをえませんが、計算の課程は下記の拙著に詳しく示していますのでぜひ挑戦してみてください。式 (26.6) が導入できれば dq0 法も、対称座標法も、またラプラス変換法も免許皆伝です。
1. 電力技術の回路の実用理論 :発電・送変電からパワーエレクトロニクスまで (長谷良秀著 丸善出版,平成27年,702頁)
2. Handbook of Power-Systems Engineering with Power electronics Application (by Y.Hase, Wiley 2013,760pages )
3. Power Systems Dynamics with Computer-Based Modeling and Analysis (by Y.Hase, T.Khandelwal, K.Kameda, Wiley 2020, 1090pages)
本書は、「ほぼA4サイズ、厚さ6cm、6.1kg」でボ リュームは間違いなく「大著」です。コロナ発生と同時期の2020年1月に出版されました。内容的には、① 電力理論 ② Computation理論 ③ ETAP応用例の3部構成で、全1090頁、価格はたったの160ドル。大変ためになる「良書」なのですが、英語嫌いが定着している日本では誰も出版の事実を知らず、買ってももらえません。下記の URL をクリックしてご覧になって下さい。(目次が見れます)