前回の「発電機の運動方程式および機械的慣性特性」に続き、「電力システムの応動特性とAVR(Automatic Voltage Regulator)」についての説明をお願いします。
Kameda Kazuyuki Answered question
ETAP News の「長谷コラム」の中に、「電力システムの応動特性とAVR その1」があります。 下記のURLをクリックして、ご覧になって下さい。
https://www.eltechs.co.jp/EltechsNews36_j.shtml
発電機および発電機と負荷の合体たる系統(電力システム)の様々な特性について学んできました。 今回からはその制御に関する理論ついて解説していきます。 端的に言えば、 発電機の P を制御する機械入力制御と V or Q を制御するAVR(Automatic Voltage Regulator)制御です。 それにはまず発電機および電力システムの応動特性を制御理論の立場から確認していくことにします。 この章では、下記の項目についての説明です。
36.1 ラプラス変換 (Laplace-transform) および 伝達関数 (Transfer-function) のおさらい
36.2 発電機の応動特性(伝達関数)
36.3 発電機と負荷の組み合わせられた全体系の応動特性(伝達関数)
(本文の最後より) 今回は、発電機と負荷の組み合わせられた全体系の応動特性(伝達関数)が1次遅れの伝達関数として表現できることを解説してきました。 次回は、この系統をAVR制御する時の状況について解説します。
Kameda Kazuyuki Edited answer