質疑応答〔2020-0016 アークフラッシュ計算手法、規格、および便利なツール〕の関連資料〔アークフラッシュ検討の手順 AF-IEEE1584-UG25〕でアークフラッシュに関する関連規格および法規、そしてアークフラッシュ検討の手順(Step ① ~ Step ⑥)について説明して頂いていますが、ETAPを用いたアークフラッシュ解析の実例がありましたらご紹介して下さい。
実例ではありませんが、例題プロジェクト(Example Project)を用いて、〔第31回ETAPユーザ会〕で説明した資料があります。 実際に電力系統解析ソフトウェア ETAP に入力した例題プロジェクトを基に、下記のように解析の手順と結果の評価について説明しています。
Section 1 : 例題プロジェクト(Example Project) のモデリング
〔設定・データ登録方法として、① 適用規格 ②保護具の規定 ③ ラベルのデザイン ④ 系統モデリング・運転ケース ⑤ 電力潮流計算・短絡電流計算 ⑥ 保護協調図 ⑦ 配電盤のパラメータ〕
Section 2 : 解析の実行
〔① 合計事故エネルギー : Total IE (Incident Energy) ② 合計アーク電流 : Total Ia” ③ 事故除去時間 : FCT(Fault Clearing Time) ④ 改善策の検討〕
Section 3 : 解析のまとめ
〔① ETAP Report ② Arc Flash Analyzer ③ Arc Flashラベルの作成、印刷、貼付〕
詳細は、関連資料〔ETAPによるアークフラッシュ解析実例〕をご参照下さい。 このETAP Project File およびETAPトレーニングについては、弊社までお問い合わせ下さい。
(株式会社エルテクス設計 吉田純平)
〔事務局より〕
アークフラッシュ検討の手順については、関連資料〔アークフラッシュ検討の手順 AF-IEEE1584-UG25〕で説明している、アークフラッシュ検討の手順(Step ①~Step ⑥) についても併せてご参照下さい。 (電気エンジニアのためのQ&Aコミュニティ事務局 亀田和之)