一般的に、断路器における禁止事項として負荷電流が流れている状態で断路器を「開にしてはならない」が有ります。
アークを引き地絡、短絡に至る危険性があるため、と理解しており実行するつもりは全く無いのですが、「通電電流値が通電可能電流(接触部の通電面積)に対して非常に小さければアークを引くことは無い(引いたとしても自然に消弧してしまう)のではないか」 と考えています。何か、通電電流値と接触部の通電面積の割合などで、〔アークを引く〕〔アークを引かない〕のしきい値的なものは有るのでしょうか? 愚問かもしれませんが、何かご存じであれば教えて下さい。
アークの発生しきい値についてのご質問ですね。 アークは、接触部の通電面積や通電電流値、そしてその他の要因によって発生する可能性があります。 通電電流値が非常に小さい場合、アークが発生する可能性は低くなりますが、電流値と接触部の通電面積の割合による明確なしきい値は、多くの変数に依存するため一概には言えません。
接触抵抗の理論によると、接触点(a-spot)における電流密度が高くなると、抵抗値も増加し、アークが発生しやすくなります。接触点の集中抵抗は、接触面積に反比例するため、接触面積が大きいほど集中抵抗は小さくなり、アークの発生を抑制することができます〔1〕
また、接触抵抗と温度上昇の関係に関する研究では、接触部の温度上昇が通電電流によってどのように変化するかが議論されています。 これはアーク発生のリスクを評価する際にも重要な要素です〔2〕
ただし、これらの理論的なモデルは実際の運用環境や材料の特性、接触部の汚染度など、多くの実際の条件によって影響を受けるため、実際のしきい値を決定するには、具体的な条件下での実験や詳細なシミュレーションが必要になります。 安全な運用を確保するためには、適切な設計と定期的なメンテナンスが不可欠です。
ご質問に対する答えとして、一般的なしきい値を提供することは難しいですが、理論的な背景として参考になる情報を纏めて見ました。〔以上、Chat GPTの回答です〕
参考文献:
〔1〕: https://denki-no-shinzui.com/contact-resistance/
〔2〕: https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejjournal1888/84/909/84_909_941/_pdf
(電気エンジニアのためのQ&Aコミュニティ事務局 亀田和之)