過渡安定性解析を行う場合に必要な発電機用AVR、ガバナおよびPSS(系統安定化装置)のモデリング手法、およびモデリング結果の検証方法について教えて下さい。
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Kameda Kazuyuki Marked as closed
ご質問に対して、電力系統解析ソフトウェア etap を例に説明します。 etap には、下表に記載の IEEEに規定されたモデルやメーカーのモデルがライブラリに登録されており、これらのモデルを用いて解析を行うことができます。(etapについては株式会社エルテクス設計にお問合せ下さい)
しかし、過渡安定度解析結果の精度を上げるために、出来るだけこれらのデータをメーカーから受領して解析を行う事をお奨めします。下図はAVRモデル(左側)およびガバナモデル(右側)の例です。 上段がメーカーから受領した制御ブロック、下段がetapのUDM(ユーザー定義の動的モデル)プログラムでモデリングした制御ブロックです。
UDMによるモデリング方法(手順)については、 ETAP-UDM モデリング手法.pdf をクリックしてご参照下さい。
モデリング結果の検証方法
下図は、発電機の負荷遮断試験結果(左図)およびetapによる負荷遮断解析の結果(右図)です。UDMプログラムでAVRおよびガバナのモデリングした場合、実際の負荷遮断試験結果との比較を行い、モデリングの結果が出来るだけ前者に近づくよう定数のチューニングが必要です。
Kameda Kazuyuki Edited answer