質問番号 2022-0207および 2022-0214で「発電機の皮相電力と能力曲線(Capability Curve)その1 および その2」について説明して頂きました。引き続き、「発電機のP-Q-δ特性とP-δ曲線、Q-δ曲線」についての説明をお願いします。
Kameda Kazuyuki Answered question
ETAP News の「長谷コラム」の中に、「発電機のP-Q-δ特性とP-δ曲線、Q-δ曲線」があります。下記のURLをクリックして、ご覧になって下さい。
https://www.eltechs.co.jp/EltechsNews32_j.shtml
電力システム (Power system) とは端的に表現すれば、発電機の集合体と負荷の集合体が線路 (架空送電線、電力ケーブル、変圧器、開閉機器など) を介して接続されたシステムです。したがって1台の発電機が系統、あるいは負荷側に連系されてシステムとなっている状態での振る舞いをしっかり理解することが非常に大切です。これからはこのような状況についてしばらく勉強をしていきます。
この章では、下記の項目についての説明です。
32.1 発電機の3次元P-Q-δ特性とP-δ曲線、Q-δ曲線の導入
32.2 3次元P-Q-δ特性と P-δ曲線、Q-δ曲線の考察
32.3 大いなる誤り 「P-δ曲線の位相角90度まで安定」
32.4 -j (1/ωC) 力供給と受電用変電所のリアクトルに関する補完関係
次回以降では、発電機応動からGrid systemとしての応動に視点を拡大して解説します。
Kameda Kazuyuki Edited answer